kids創業ストーリー
MIKI・ファニットは、母として、教員としての私自身の経験から「こんな場所があったらいいな」を形にしたソーシャルビジネスです。
木の「MIKI=幹」をイメージし、芯の強い、楽しみながら(FUN)心身をいい状態にフィット(FIT)する学校です。
代表古庄は、スポーツ科学を学んだ大学時代、陸上の授業でハードルがうまく跳べず、「運動できない人の見本」として、後輩の前にさらされたことがあります。『できない人の気持ち』がわかる私が、先生になろうと思った瞬間です。
23歳で結婚し、年子で出産。家庭訪問に来た保健師さんの「毎日、変わりはないですか?」との問いに、「私は何をやっているんだろう」と思いが吹き出して涙があふれました。子育てにやりがいを感じながらも、「社会とのつながりを持ちたい」と気づいたのです。そこで私は1993年、友達親子3組と、乳児親子向けに運動と勉強が一度に学べるサークル活動をスタート。口コミですぐに30組集まり、みんなの「あったらいいな」を確信します。
サークル活動は福岡市内を中心に約20クラスまで増えていきました。現場の子どもたちを見ながら、おとなしい子が積極的になったり、不登校がちな子どもが教室には来たがったり、公教育以外の教育の必要性を感じました。そのためには、「どんな教室運営をしていったらいいのか?」と考え、健康運動指導士や様々な資格も取得しつつ、研究を始めました。(現在、九州大学院にて研究を継続中)その後、一緒に指導する仲間ができていくものの、人材や場所の確保に、法人格を持たない教室運営では限界を感じ、2006年に起業しました。
活動が少しずつ評価され、イオンモールや博多阪急、病院や幼稚園など人気エリアにも教室が増えていきました。現在、10教室約850人の会員が学んでいます。
運動だけでなく、叡智を深めるために、自ら学び・創出していく新たな探求と挑戦の場を考えました。
「お仕事」(パティシエや有名劇団の受付など)・「自然」(キャンプや林業体験など)・「デジタル」(プログラミングや画像編集など)、いろんなことをやっ「てみる」探求の場を提供しています。
これは子ども達が作ってくれたMIKI・ファニット標語です。未来ある子ども達の瞳に恥じない取り組みをこれからも続けていきます。